業務コンサルティングも含めたシステム開発で幅広い業種の企業活動をサポートしていく

株式会社ADCEEは、建設や旅行、アパレルなど、幅広い業種を対象に、オーダーメイドによるシステム開発を専門に行っている会社です。顧客との打ち合わせに始まり、要件定義からシステム設計、開発、試験、運用保守までを一括して請け負っています。
「販売管理や顧客管理など、各企業の基幹業務のシステム開発をメインに、ECサイト開発などでも実績を上げています」と話してくれたのは、システム開発事業部の田澤弘太さん。
「強みは、提案型のシステムづくり。お客さまの要望をそのまま形にするのではなく、システムを使ってより利益を上げたり、経費を削減するための提案を加える。業務コンサルティングをしながら作るのが弊社のやり方。エンジニアとしての技量はもちろん、各自がマネジメント力も磨くことで、少数精鋭の会社をめざしています」
今後、自社製品の開発、提供をもう1つの事業の柱にしたいとのこと。すでに旅行会社との提携による新たな製品開発に着手していて、事業拡大への期待も膨らみます。

ADCEEの魅力は、社員一人ひとりの意見が通りやすいところだと田澤さんは言います。
「業務上の提案やアイデア出しを会社に向けてどんどん発信できる。そして『それ、いいね』となれば会社も動いてくれます」
オフィスは、南国リゾート風の装飾に彩られるなど遊び心もあり、リラックスした雰囲気。社員みんなで話し合いながら少しずつ手を加えているのだとか。気持ちよく働ける環境を自分たちで作っていこうというのがADCEE流。「堅苦しさがなく、のびのびと仕事ができます」と田澤さん。
入社に際しては、プログラミング未経験でもOK。また積極的に女性を採用していきたいという意向もあるようです。
「大所帯ではないので、勤務に関してお互いに臨機応変に対応できます。在宅での仕事も可能になっていますし、家事や育児を抱えた女性でも働きやすいと思います。現在も、出産後に時短で働いている女性社員が1名いますし、そうした働き方を全体で後押しできる環境です」

今年4月に入社した河合かすみさんにもお話を伺いました。
「個性豊かな会社だなというのが第一印象。就活のときに応募したどの会社ともまったく違って、ワクワクしました。社長との面接では、学生に寄り添おうとする姿勢が伝わってきて、この人の下で働きたいと思ったんです」
大学での学びはITとは関係がなく、プログラミングは就職前に独学で勉強した程度だったという河合さん。しかし最初の3カ月間の研修で大きな手応えを感じたと言います。
「研修は、一から十まで教えてもらうのではなく、課題に対してまずは自分で手を動かしてみて、わからなければ聞くスタイル。研修を通して自力で考える力がつき、どうわからないかを言葉で伝えるといったことも意識できるようになりました。もちろん、悩んでいればまわりの人たちがやさしく教えてくれます。おかげで、未経験ながらプログラムに関してはかなり自信もつきました」

入社して約半年が経ち、現在は旅行会社向けシステムの開発プロジェクトに参加し、お客さまからの要望に沿ってシステムに修正を加えるなどの作業を担当しているそうです。
「まだまだ勉強の段階ですが、自分が書いたコードが形になるのは楽しいし、こうすればこんなこともできるのかという発見もあります。簡単にポンとできあがるものではありませんが、試行錯誤しながら一歩ずつ答えに近づいていく過程にやりがいを感じます」
将来はプロジェクトマネージャーをめざしたいという河合さん。まずは「お客様の要望を表現し、相手の目線に立ったシステムを作れるようになりたい」と言います。
改めて感じているのは、コミュニケーション力の大事さだとか。最後に課題と目標について聞いてみました。。
「システムをどう動かすかということを言語化するのは、思った以上に難しい。お客さまと関わっていくうえで、もっと言葉のバリエーションを増やし、表現する力をつける必要があると感じています」