どんな方でも大歓迎！真面目重視な職場

「医療法人社団康生会 介護老人保健施設フォレスト西早稲田」は、新宿区に最初にできた介護老人保健施設です。「設立して21年、医療と福祉を統合したケアサービスを地域のみなさまに提供してきました」と語るのは事務部部長の樋口巧さん。介護老人保健施設とは、介護が必要な高齢者に介護サービスやリハビリなどを提供して自立を支援し、自宅復帰を目指すケアを提供する施設です。
「介護サービスだけではなく、専門スタッフによるリハビリや医療ケアを受けることができるのが特徴です。医療と自宅の暮らしの場を結ぶ位置づけになります」と樋口さんは説明します。もちろん自宅に戻れる方ばかりではないそうですが、入所者の在宅復帰という目標を共有して働くことは、やりがいにつながる部分も大きいそうです。施設内にはリハビリ専門のスタッフや栄養管理士、看護師もいるため、「職員の成長の後押しにもなります」と樋口さんは言います。

介護の現場で大切なことは、「介護にしっかりと向き合うこと。介護のホスピタリティー精神を持っていること」だと樋口さんははっきりと言います。「高齢者に対応するために命の重みも感じる、簡単な仕事ではありません」と続けます。
フォレスト西早稲田では、未経験者や介護福祉士の資格がなくても、しっかりと経験を積んで成長し、活躍できる環境があるそうです。「経験の有無を問わず、入職後の1カ月はマンツーマンのOJTで指導をしっかりと受けてもらいます。職員のスキルアップを目的とした研修会を開催し、介護に必要な知識はもちろん、一般的な医療の知識も学べます」と、樋口さんは充実の教育体制を説明します。このような取り組みの結果、未経験から国家資格である介護福祉士を取得した職員もいるとのこと。一人ひとり違う介護を学ぶためには現場のOJT、全般的な知識を得るためには研修と、学びの体制がしっかりと整った職場です。

介護の現場で問題になる残業時間の長さや、休みが取りづらいといったことにも、同施設は改善するための取り組みをしっかりと進めています。休日については、上長がしっかりと休暇を取得することと、休んだ職員の仕事をフォローする体制ができているため、気兼ねなく休みやすい職場であると言います。同施設では年間5日間のリフレッシュ休暇（常勤の職員のみ）が設けられていますが、取得率は100％だそうです。
残業についても、「一般職であれば残業時間が月間10時間に満たない職員が多く、同業の中でも少ない方です」と樋口さんは語ります。仕事の量が変わらない中で残業を減らす取り組みの方法を尋ねると、「役割分担ができる、適切な職員を採用することです」と答えてくれました。例えば介護業務ではシーツ交換もしなければならないことが多いのですが、ベッドメイク専門の職員がいることで、業務の時間短縮につながるというような取り組みです。

しかし樋口さんは、「決して人員が充実しているとは思っていません。休みが取りやすくて残業が少ない職場で、介護の業務に取り組んでみたいという志のある方に、ぜひ応募していただきたいです」と言います。
同施設では職員の約6割が女性で、キャリア評価も待遇も男女同じで、女性が長く働きやすいような制度も整えられていますが、女性の管理職が今はいないそうです。「介護の現場では女性の力が欠かせません。将来的に管理職となって活躍したいという意欲を持った方を歓迎します」と樋口さんは強調します。
そして男女を問わず、介護の現場に身を置くだけではなく、「さまざまな意見や改善のポイントなどを積極的に提案してもらえる方」を求めているそうです。「開設から長い期間が過ぎて、良い所は残して、新しく変えなければならない段階に来ています。新しく開く施設で働くような気持ちで入っていただけるような方が理想です」と続けました。