この仕事ならではのやりがいを実感できる、お客様とのやり取りを大切にしたホテル

福島県・猪苗代と静岡県・浜松、そして東京都・新宿で「リステル」のブランド名でホテル事業を運営する長治観光株式会社。それぞれリゾートやビジネスなどで利用されるお客様にだけでなく、修学旅行やゼミ合宿、研修など幅広いニーズに対応しています。
今回は、2003年に入社した営業部の下田博幸係長にお話を伺いました。下田さんはレストランやフロントなどほとんどの部署を担当し、現在は各ホテルの営業を担っています。
「以前はIT系の会社に勤めていたのですが、学生時代に経験した接客業を自分の仕事にしたいと思い、トータルに接客サービスを提供できるホテル業界を志望しました」
現在のお仕事である営業職は、地方の学校や旅行会社に向けて営業を行うので、全国各地を飛び回る日々だそうです。
「近年は、宿泊時の食事メニューでもアレルギーに注意をするなど、細かな部分まで気を配ることが多いですね。それでも、修学旅行で当社のホテルを利用してくださったお客様が、社会人となってご家族と一緒に利用されるといったこともあり、非常にやりがいを感じています」
また、同社ならではのやりがいとして、お客様との緊密なコミュニケーションを挙げてくれました。
「ホテル業界でもチェックアウトを機械で行うといった省人化が進んでいますが、当社ではなるべくスタッフの顔が見える形でのサービスを提供するよう心がけています。ホテルの仕事に興味がある人はフロント業務などに魅力を感じていることが多く、その意味でもやりたかった仕事ができる環境が整っていると思います」

そんな長治観光に新卒で入社した場合、リステル新宿で約1週間の研修を行った後、リステル猪苗代もしくはリステル浜名湖に異動し、約1カ月間にわたって各部門での研修に取り組みます。その後は各自の配属事業所で研修を続け、秋に配属部署が決定します。また中間管理職研修やマネジメント研修など、年次が上がってもさまざまな研修を用意し、社員の成長を促します。
「何より、若い人にも積極的に意見を言ってもらう、風通しのいい社風が社員を育てていると感じます。ホテルではさまざまなイベントを企画するのですが、若手の意見が採用されることも少なくありません」
また、インバウンド需要の増加により海外からのお客様も多いため、外国籍の人材も積極的に採用中です。こうした環境が、自然と語学力アップにつながっているようです。
働きやすさに関しても産休・育休といった制度が整っており、男性社員も育休が取りやすいとのこと。また仕事の性質上、土日の出勤もありますが、シフト制なので残業はそれほど多くないそうです。
「私自身は平日が休みの方が、どこへ出かけても空いているので嬉しいですね。また、働き始めて感じたのですが、デスクに向かって仕事に取り組むよりも、常に動き回ったり、いろいろな人とコミュニケーションを取りながら仕事をすることが好きな人が、この仕事には向いていると思います」
決して大きくはないけれど、その分、細かな部分まで気配りができている。そうした魅力は、ホテルを利用する人にとっても、働く人にとっても、同じなのかもしれません。