楽しい行事で子どもたちと成長する。保育士が働きやすい環境と充実した待遇

獅子吼保育園

子どもたち一人ひとりと向き合う
食育や行事を通して、子どもの成長をサポート!

獅子吼保育園(ししくほいくえん)は、1955年に開園した東京都の認可保育園です。定員80名の少人数制で、子どもたち一人ひとりの個性や発達段階に合わせたきめ細やかな保育を行っています。季節の行事やイベントも積極的に実施しており、子どもたちがさまざまな体験を通して成長できるようにすることが特徴です。
就職氷河期に保育士として入職し、現在は保育全般のまとめ役として働く主任の川股美緒さんに、獅子吼保育園で働くやりがいやおもしろさについてお伺いしました。
「子どもたちと一緒に楽しいことをしようと思っています。食育行事は園独自のもので、子どもたちが親しみを持てるようなネーミングを園長が考えたり、職員が店員になって食事を提供したりと、楽しんで取り組んでいます。年長児を対象にした1泊2日のお泊まり保育や、地域の方も参加する盆踊り会など、行事も多く、子どもたちがさまざまな体験をして成長していく姿を見るのは大きな喜びです。また、卒園児が遊びに来てくれると嬉しくてやりがいを感じます」
川股さんが働くうえで大切にしていることは何でしょうか?
「明るさや雰囲気、人柄を大事にしています。子どもたちや保護者の方、地域の方と良い関係を築きたいですね。ケガが起きにくい見守り方や環境設定、園外への引率などの経験を積み重ねることで、臨機応変に対応できるようになり、子どもたちにとって安心できる環境にすることを日々大切にしています」

ICT導入による業務効率化と手厚い待遇
働きやすい環境だから保育士のモチベーションもUP!

獅子吼保育園はICTを導入し、業務の効率化にも取り組んでいます。「若い職員がやりやすいように、スマホを使って保育記録などをつけています」と川股さんは語ります。行事の企画書や保護者へのお便りなどはパワーポイントを使って作成し、作成した書類を保存・共有することで作成時間を短縮しています。
また、業務のムダを省く取り組みとして、「会議は月に2回、2時から3時の1時間と決め、その時間内に終わるようにしています」と川股さんは説明します。
保育士の待遇改善が言われる中、獅子吼保育園の待遇について川股さんにお聞きしました。
「ホームページでも公開されているので見てほしいのですが、給与面でも満足しています。経験年数や役職によって手当も付きます。しかも昇給率が5%なんです! 頑張ればきちんと評価してもらえていると感じています。また私も利用しているのですが、家賃補助が8万2000円まであり、とても助かっています」
最後に、将来の目標についてお聞きしました。
「ステップアップをして、いずれは園長になりたいと考えています。ただ、まだまだ経験が足りないですね。園長と一緒に事務関係のこともやっているのですが、経営や財務的な部分についても勉強が必要だと思っています」
職員が安心して長く働き続けることができる環境が、子どもたちはもちろん、保護者や地域の方からの信頼につながっていると感じました。

よく聞かれる質問に人事担当者が答えます。

入社してから半年くらいまでの仕事の進め方や、フォロー体制はどんな感じですか?
入職後は、まずは担任ではなく、フリーとして1年間かけて業務に慣れていただきます。
育成担当の保育士や先輩保育士が、業務内容を丁寧に指導し、一緒に保育に取り組んでいきます。
行事については、前半は先輩保育士のサポートを行いながら準備を学び、後半からは担当者として、企画から当日の運営までを担っていただきます。
副主任やリーダー層が、若手職員の相談に積極的に応じる体制を整えており、安心して業務に取り組んでいただけます。
仕事ってどんな感じ?めっちゃ大変だったりする?
職員全員がもちろん子どもが大好きで、子どもたちが楽しめるように日々頑張っています。その中でも、子どもの成長や安全を考えた行動や環境設定は、様々なことを予測しながら保育していかなければなりません。臨機応変な対応が求められることもあります。
保育とは、子どもたちを見守るだけでなく、保護者の方との信頼関係を築いたり、書類などの業務も行うことを意味します。仕事の難しさや大変さはもちろんありますが、その分やりがいのある仕事だと思います。
残業の頻度や有休の取りやすさは?プライベートの時間は確保できますか?
保育士を充足させることによって、休みが取りやすく、職員自身の体調不良などによる急な休みにも対応できるように体制を整えています。有給休暇取得率は100%で、入職した月から5日が付与され、6カ月経過後にさらに5日が付与されます。
シフト勤務制ですが、希望の当番を入れることもでき、仕事後のプライベートを充実させることにもつながっているようです。
また、書類関係についてはICTを利用して業務の効率化に取り組んでいます。