IT技術支援No.1企業を目指し、社内で教育・研修体制を整えて技術者育成

株式会社テイクスは、IT業界において顧客の業務に対する技術支援を行う会社です。基幹業務に関わるシステムから組込・制御システム、WEBシステムまでの幅広いシステム開発、顧客システムのインフラ環境の構築から運用保守といった領域で、「専門職に近い形の業務支援を行っています」と説明してくれたのは、代表取締役社長執行役員の常世さん。現在同社の従業員数は約700名。その内約90％が技術者として顧客の元で業務を行い、残りの10％ほどが管理本部や営業関係のスタッフです。
同社が求めている人材は、Java、Python、COBOL等を主体とするオープン系開発を行うプログラマー、Linux、Windows系サーバー構築、維持保守を行うインフラエンジニア、プロジェクトの進捗管理を行うPMサポートとなっていますが、「充実した教育システムを整えていますので、未経験でも問題ありません」と続けました。

テイクスには、ラーニング事業部という社員の教育を行う内製の部署があります。同社は2008年頃から、「技術の標準偏差が上がってくる時代においては、より専門的な技術を吸収してお客様の業務に当たらなければならない」という考え方から、対人型の教育研修環境を整え、同時に会社も成長してきたそうです。
知識ゼロからでも業務で通用するスキルが習得できる「テイクスラーニングシステム」、Java、C言語、SQLなどのベーシックスキルから資格取得対策まで、技術者に必須のITスキル習得を支援する「Eラーニング」、多彩なセミナーが受講できる社外研修制度「Biz CAMPUS」と、入社直後からステップアップまで、すべての時期に応じた教育・研修体制が準備されています。「挑戦心を持ってきていただければ、社内ですべて教育してプロフェッショナルを育てていきます」と新宿第一事業部マネージャーの中渡さんは語りました。

コロナ禍では対面の教育・研修は難しい状況でしたが、「事業所の中にラーニングスタジオを作って、オンデマンド型、ライブ型といった形で教育支援ができる環境を整えました」と常世さん。この結果、従来は人数制限があった研修でも多くの社員が同時に受講できるようにもなったそうです。
また、社員の待遇についてもしっかりと制度が作られています。就業時間の管理などについては、各事業部で取りまとめたデータを管理本部が一括で管理し、限度を超えそうな時には事前に確認する体制です。年次有給休暇は半日単位の取得が可能で、2021年度の年間休日は125日です。関東ITソフトウェア健康保険組合に加入していることも特徴のひとつで、社会保険の被保険者および被扶養者は同組合の保養施設を格安で利用することもできます。健康上の問題を解決するための産業医もいます。また、女性活躍を支える産前産後休暇、育児休業制度も整備されています。

「コミュニケーションを重視している会社で、イベントもすごく多いですね」と言うのは、新宿第三事業部事業部長の髙岡さん。「横の関係はもちろん、上司部下の風通しがすごく良いと思っています。プライベートも両立して、一緒に会社を盛り上げていく社風です」と続けました。
同社に入社する社員の約80％はキャリア採用（中途入社）、その50％はIT業界のまったくのビギナーだそうです。「私自身、13回も転職しています。会社が悪いので転職したと言っていましたが、実はすべて自分の責任。今、当時の自分にそんなことは言わせない会社を作るという思いで経営に当たっています」と、常世社長は自身の経験を重ね合わせて振り返ります。そして、「どんな形であれ会社を辞める時には、やっぱりこの会社に入っていて良かった、と思われるようなテイクスでありたいと思っています。この扉を叩いていただけると嬉しいですね」と締めくくりました。