設立から31年。金融・保険業界から官公庁、スマホアプリなど、幅広いシステム開発に携わる

東京オフィス、大阪オフィス、そして本社のある仙台の3拠点で、システム開発やソフトウェア開発、システム開発などに関連するマネジメント業務、システムの運用や保守業務を行っているフォーレスト。今回、東京オフィスで話をお伺いしたのは、執行役員で事業推進部部長である姉歯康さんです。
「仙台出身の弊社代表の鈴木が、地元にしっかりとしたシステム開発・ソフトウエア開発を行う会社を作りたいという思いで1992年に事業を立ち上げました。設立当初から、東京・大阪にも拠点を作ることを視野に入れており、実績をつみ重ねて東京にオフィスを開設したのは2000年のこと。以降、東京オフィスでは20年以上にわたり、新宿区をはじめ東京23区内でシステム開発に携わってきました」
2003年には、大阪オフィスを設立。現在は、3拠点で連携しながら事業を展開しています。それぞれの拠点において、確かな技術力で顧客の要望に応え、高い信頼を獲得。複数の拠点が協力・連携することによって生まれるシナジー効果は、フォーレストの強みのひとつといえます。

フォーレストには、証券会社やクレジットカード会社など金融系のシステム開発のプロフェッショナルや、Webシステム開発でプロジェクトマネージャーを務める人材も在籍。これまで携わってきた案件は、金融機関、保険会社などの企業・官公庁の業務システムや、スマホアプリ、ドライブレコーダーといった車載システムの開発、遊技機関連の開発など。特定の業界には特化しておらず、幅広い分野を網羅できるのも、フォーレストの強みです。
「ひとつの業界にかたよらないことによって、お客様のさまざまな要望に柔軟に応えることができます。現在、東京オフィスでは客先常駐が中心。豊富な経験を持つスタッフの中から、お客様のニーズに合った技術者が出向き、システム開発を行っています。ぜひ、自分の得意な分野や興味のある分野について聞かせてほしいですね」
客先常駐がメインとなっている東京オフィスですが、今後は客先常駐にも注力しつつ、受託開発も行っていきたいと考えていると姉歯さんは語ります。
「技術者が、さまざまなアイデアを持ち寄って形にしていく。そんなクリエイティブな受託開発ができたらと考えています」

入社後は、プログラミングなどの研修を実施。その後、先輩社員とともに既存顧客のもとで経験を積み、設計・開発・テストと流れの中でスキルを学んでいきます。
仕事をする中で興味が出てきたこと、もっと深く学んでみたいことがあった場合は、システム開発とは直接関係がなくても、その学びをサポート。実際に、金融系のシステム開発の現場で働くスタッフの中には、ファイナンシャルプランナーの国家資格取得をめざし、勉強を続けている人もいるそうです。
「知識の幅が広がれば、本人だけでなく、会社的にもアピールポイントになります。資格取得をめざす社員に向け、合格報奨金制度を用意するなど、社員の意欲に応えるようサポートしています」
またフォーレストでは、ミャンマー国籍のエンジニアを採用した実績があるなど、外国人や女性の雇用も推進。システムエンジニアやプログラマーには女性が増えているとはいえ、システム開発の現場はまだ男性中心であることも多い。そこで女性がスムーズに働くことができるよう、常駐先の選定にも配慮しているそうです。
「実際に現場で長時間開発に携わるのは社員ですから、気持ちよく働いてもらえるように社員のケアには力を入れています」

フォーレストに向いている人材とは、どのような人なのでしょうか。
「何らかのプログラミング経験がある人や、開発現場で業務経験がある人であれば、これまでの経験を活かしてほしいですね。たとえば、古いプログラミング言語しか知らないから需要がないのではと考える人もいるのですが、老朽化したシステムの刷新や再構築を行う上で、大変貴重な知識なんですよ」
システム開発は、チームワークが重要になってくるため、協調性やコミュニケーション力は大切。ただ、コミュニケーションを図りたいけれど、上手に取ることができない人もいます。それに対して姉歯さんは、次のように語ってくれました。
「できないで止まるのではなく、何かきっかけを与えることで、意思疎通が劇的に向上する場合もあります。人の数だけ、活かす方向があるというのが私の考え。仕事においても、一連のシステム開発の流れがつかめたら、今後の目標・方向性を定め、存分にスキルアップを図っていってほしい。一緒に考えて、それぞれが納得できる着地点を探っていきたいと考えています」