上流から保守運用まで一貫して提供。ITの力で世の中を良くする企業

「株式会社キーマネジメントソリューションズ」は、主にシステム構築、ITサービス＆SI、メディア・コンテンツ、ビジネスソリューションなどの事業に携わる企業です。「上流工程からシステムの保守運用に至る一連のサービスを提供することと、クラウドサービスや設備、人員を含めたITサービスに従事することが事業の二本柱です」と語るのは代表取締役社長の丸山一典さん。「お客様との直接取引がほとんどで、エンドユーザーが何を目指して大切にしているのか、相手のことを考える姿勢がとても大切です」と、仕事に取り組む際の心構えを語りました。
同社は2004年の設立以来、新卒の採用を中心に人員の充実を図ってきています。そのため、「目指すべき社風がしっかりと育っています。先輩から後輩へと思いが引き継がれ、お客様に対しても社内の仲間に対しても、誠実に向き合う意識が根づいていると感じています」と丸山さんは目を細めました。

仲間を思いやる社風は、人材育成にも反映されています。基本的には入社後3カ月の集合研修で基礎的な知識を学び、その後はOJTで先輩について実際の業務を教えてもらうことになりますが、現場ではチームで配属されるため、面倒見の良い先輩たちがいつでも質問に答え、指導してくれる体制になっています。
コロナ禍において、緊急事態宣言当初は8割程度の社員がテレワークとなり、その後状況が落ち着くと共に5割程度の実施となっていますが、若い社員の育成のために、なるべく先輩と若手が一緒に仕事に取り組む時間が減らないよう、出社のローテーションなどの組み方を工夫しているそうです。
休みを取りやすいという雰囲気も浸透していると言いますが、「直接取引を行っている弊社のお客様先に働き方改革などに理解のある企業が多く、業務を進めるうえでも問題なく休日をしっかり取る、残業時間を削減するという施策を進められています」と丸山さんは続けました。

採用においては、特に意識をしているわけではないそうですが、男女比率は半々に近いと言います。育児休暇、産前産後休暇、介護休暇など、男女を問わずに働きやすい制度は整っています。
大手小売業での常駐で業務のシステム化に携わっているDX推進課の前門彩子さんは、「弊社はチームで常駐させていただいておりますので、周りに仲間が多くて安心感があります」と言います。勤務10年を超える前門さんは、入社後に結婚し2人の子どもがいて、いずれの際にも産休・育休を取得して、現在も働き続けています。
「チームで働く仲間の理解も深くて、仕事を引き継ぐときや打ち合わせの予定を入れるようなときにも、自然に気を遣ってもらえているので、すごく働きやすい環境です」と語ります。「面倒見の良い人が本当に多くて、今は若手のサポートをしっかりしよう、という気持ちがすごく強くなっています」と、同社の社風が確実に受け継がれていることを教えてくれました。

同社は設立後18年、従業員数220名という規模ながらも、提案力と技術力で航空会社や大手小売業などと直接取引を始め、優れた従業員がしっかりと会社の評判を支えています。「ITを通じて、社会や自分の周りを良くしたい、役立ちたいと思う気持ちのある方を歓迎します」と、丸山さんは強調します。平均年齢は29歳と、若手社員を積極的に採用しているそうです。入社3年以内の離職者はわずか3％と定着率は非常に高いのも特徴的です。
文系出身者や未経験者が多いからこそ、基礎から応用までしっかりと学べる環境が準備されているのも特徴です。加えて、働く環境に関しては、「働き方や制度については、現場からどんどんアイデアが出てきますので、私たちはそのアイデアをルール化するだけです」と丸山さん。お客様や仲間のことをお互いに思いやり、尊重するという意識が浸透して、好循環を生み出している会社です。