強いチーム作りが顧客の信頼獲得につながると同時に、若手人材育成にもプラスの効果が

新宿三丁目駅から徒歩5分と、交通の便のいい場所にある株式会社スカイネット。「ITを通じて人と人、人とモノをつなげて世界を幸せに」を企業理念に、流通業界や官公庁・商社を中心に、幅広い分野でシステムの設計・構築を行っています。代表取締役の田中秀明さんにお話を伺いました。
「当社はインフラ技術や運用・保守のノウハウをベースに事業を展開してきました。現在は、アプリケーション開発も手がけるようになり、企画からリリース後の維持・保守運用というところまでワンストップでサービスが提供できるようになりました」
システム開発プロジェクトをリリースまで責任を持って行い成功へと導く。「当たり前のことですが、その当たり前をしっかりやっていくことが当社の強みです」と田中さんは語ります。

そして、その当たり前を実現させるカギとなっているのが強いチームを作り、業務に取り組んでいる点。
「優れた個人が業務を進めると、その人によって案件の品質から進捗までが左右されてしまい、お客様も安心して仕事を任せることができません。しかしチームで取り組むことで、業務を均等に振り分けたり、計画的に業務を進めることができ、お客様にも安心していただけます」
また、新たに参加した若手が育ちやすいといったメリットもあると言います。こうした強みを活かしつつ、中期的には現在の約40名の体制から100名体制に増やし、アプリ開発など自社製品の比率を高めていきたいそうです。
そんなスカイネットでは、どのような人材を求めているのか田中さんにお聞きしました。
「仕事に対してしっかりと責任を持つということでしょうか。そして積極的に発言をしてくれる人がいいですね」
日進月歩のIT業界では、若い世代の視野の広さが大きな強みになっているそうです。
「だからチーム内でも物怖じせず意見を言って欲しいし、私たちもそうした若い世代から学びたいと思っているんです」

現場の社員の方にもお話を伺いました。入社2年目のインフラエンジニアである久間さんは、ホテルマンやコールセンター勤務を経て、40歳代手前でスカイネットに転職したそうです。
「私を含め、中途入社の中には異業種からやって来た人も少なくありません。新卒の方も、今は文系出身のほうが多いようですね」
新卒の方は約3カ月間の研修を行い、その後は適性に合わせて配属を決めていくとのことです。
「チーム内では、先輩社員の面倒見の良さにとても助けられました。こちらが質問をすると、自分の仕事があるにもかかわらず丁寧に教えてくれるんです」と、久間さんもチーム制のメリットに言及しています。
また毎月さまざまなテーマで勉強会が開催されており、久間さんも積極的に参加しているそうです。この他にも資格取得にかかる講習費用や書籍代、受験費用（合格時）は会社が負担しています。資格手当も資格のレベルに合わせて毎月支給されています。

福利厚生制度も整っているスカイネット。男性社員の1カ月以上の育児休暇取得実績は50%。その他にもアニバーサリー休暇制度があり、久間さんも結婚記念日に利用。その際にお祝い金が支給されたそうです。
そして残業時間の少なさも同社の特徴の一つ。月平均で15時間以下と、忙しいIT業界においてはかなり少なくなっています。これは長年にわたり、優良な顧客と友好な関係を築いてきた同社だからこそ、無理のないスケジュールで業務を進められることに理由があるそうです。
「自分自身が先輩たちに育ててもらったと思っているので、どんな人が入ってきても仕事がしやすい環境を、業務を進めながら整えていきたいですね」という久間さんの言葉が印象的でした。