Webサイトは作るだけが目的ではなく、 顧客の目的を達成することを目標とする

「ウェブラボ株式会社」は2004年に代表取締役社長の山浦仁さんが立ち上げた、企業のWebサイトなどを制作する会社です。「いわゆる受注生産だけではなく、自社発のサービスやプロダクトの提供も行いたい」という思いから、「サイト職人CMS（Contents Management System：コンテンツ管理システム）」といった、Webサイト制作に詳しくなくても更新が簡単にできるサービスの提供も始めました。
同社がサービスを提供する際に意識しているのは、「企業にとって、ホームページは作る事が目的ではなく、売上向上や集客といった目的を達成する為の手段である。我々はそういった顧客企業の目的にコミットして、結果を出せるホームページを立ち上げる」ということ。
顧客の目的を達成するために、Webマーケティング支援（SEO：検索エンジン最適化、SEM：検索エンジンマーケティング、Webサイト分析など）やシステム開発など、提供するサービスの領域を広げてきました。

東京本社は四ツ谷四丁目。東京メトロ丸ノ内線新宿御苑前駅から徒歩5分、都営地下鉄新宿線曙橋駅から徒歩10分の位置にあります。社員数は2021年11月時点で23名と少数精鋭。Webディレクター、Webデザイナー、Webプログラマーなどの制作陣がWebのプロフェッショナルとしてお客様の課題と向き合い、価値あるサービスを創出しています。
現在のコロナ禍において制作陣はほとんどリモートワークを行っています。ただし、「先輩のWebディレクターがローテーションで出社し、若手育成のために直接指導を行っています」と山浦さんは語ります。加えて、「自宅だと仕事に集中できない、気が滅入るといった社員は、無理にリモートワークにしなくていいという体制にしています」と言います。対面での面会を希望されるお客様には、無理にリモートでの面会を勧めることなく、オフィスで打ち合わせなどを行うなど、社内の感染防止対策を万全にしながら柔軟に対応しているそうです。

同社では女性のWebデザイナーが多く、Webディレクターでも女性が活躍しています。「女性が多いのはたまたまです。特に意識して女性を採用することはなかったですね」と山浦さんは言います。そして「育休・産休制度などは整っています。でも実績としては、男性が育休を取っていますね。」と続けました。性別に関わらず、働きやすい職場であることが伺えるエピソードです。
加えて、コロナ禍以前から働き方改革を進めていて、残業時間の削減を意識的にマネージメントしていたそうです。その際には、「仕事を減らすのではなく、業務の効率化を進めることで残業を減らす取り組みをしていました」と語ります。
コロナ禍への対応と同様に、同社がお客様に対するスタンスである、「ただ形を作るだけではなくて目的を達成することが目標」ということが、社員への待遇でも実践されていると感じられました。

「コロナ禍によって業務内容が変わったことはないですね」と山浦さんは言い、これから会社が目指す方向性について、次のように語ってくれました。
「ほとんどの企業がWebサイトを持っています。今後の課題は、どうやって上手く運用してくかだということです。弊社がお客様からヒアリングした時にも、サイトを作った後の運用で悩みを持っているというご相談を受けることが非常に多いのです。制作会社はWebサイトを作ることが専門ですが、運用の部分に関しても、もっとお手伝いできることがあるのではないかと考えています」
そして現在は、「新卒一斉といった積極的な採用活動は中断しています。しかし、Web業界に興味のある方、この業界で働くということはどういうこと？ といった疑問をお持ちの方は、ご連絡をいただければ、私の長年の経験を元にお話することはできます」と、良い出会いがあれば歓迎という姿勢を示してくれました。