制御・計測系を中心としたソフトウェア開発、働きやすい職場で社会貢献の役割を担う

「日本エクス・クロン株式会社」は制御・計測系のソフトウェア開発を中心に、国家的な大規模プロジェクトにも参加するなど、公共性の高いシステム作りに貢献する企業です。「人工衛星の観測データ処理や電力プラントなどの機械・装置のシステム開発に携わっています。特に1986年の創業以来、核融合エネルギー関連には力を入れていて、近年は医療分野や通信機器などの分野にも事業を広げています」と語るのは、総務部採用人事課の田邉さん。「顧客にはメーカーが多いのですが、国の研究機関などユニークなチャネルもあるのが特徴です」と続けました。
本社（東京事務所）は新宿二丁目の新宿通り沿いにあり、茨城事務所を水戸市に構えています。従業員数は85名うち15名ほどが女性です。制御系ソフトウェア開発というと理系の男性が多いイメージがありますが、文・理出身や性別を問わず、誰にでも充実した教育を受けて活躍できる環境があるそうです。

新卒採用で入社したある社員は、技術系の分野はまったくの未経験でした。「文系出身でも活躍できる開発関係の仕事を探していて弊社に出会いました。宇宙関連や医療、金融など幅広い分野の業務にも携わっていると聞き、自分の好きな仕事が見つかるのではないかと考えました」と就職の決め手を語ります。「プログラミング言語も何一つ理解していなかった」と言いますが、入社前・入社後研修やOJTを経て次第に知識と技術が身についていき、「お客様からお褒めや感謝の声をいただけると嬉しいです」と着実に成長し、仕事に対するやりがいを感じていると語ります。
しかし一方で田邉さんは同社の教育について、「自分から技術を習得していく姿勢が大事です。先輩としっかりとコミュニケーションを取って、将来は自分もＳＥになるぞという気持ちがあれば、未経験でも十分に成長できる環境です」と付け加えました。

同社ではまた、性別に関係なく社員全員が働きやすい職場環境の整備に力を入れています。取締役兼総務部部長の吉澤さんは、「計画的な有給休暇を取りやすくするために、簡単に社内ＨＰから休暇申請ができるシステムを導入しました。また年末になると取得が進んでいない社員に対して、年度内の休暇取得を勧めるアナウンスを行っています」という取り組みを紹介してくれました。
コロナ禍においては、オフィスにいる人が密にならないように出勤調整を行い、きっちりとテレワークの制度も整えてきたそうです。以前は社員同士の交流会などを積極的に行ってきたそうですが、コロナ禍では対面での活動を自粛し、代わりにオンラインでの親睦会を行い、厚生活動としての交流を絶やさないようにしているそうです。また吉澤さんは、「経営陣と社員とのコミュニケーションを大事にする会社で、規則が変わる際には社員からの声をしっかりと集めています」と、お互いの関係性を大切にする会社の考え方を示しました。

田邉さんは社風について、「技術が中心の会社ですが、その技術をいかにして先輩から後輩へと継承していくかを大切にする伝統があります」と表現します。また、現場のイメージとして「ソフトウェア開発などの会社では、女性は肩身が狭い思いをするという印象があるかもしれないですが、弊社では男女を問わず気さくな社員が多く、未経験者でもやる気があればやりたいことが実現できる環境です」と言います。
そして吉澤さんは、「もっと若い社員が増えて、会社を盛り上げていって欲しいです。働き方に関しても柔軟に対応できる準備をしています」と言います。産休・育休なども、個々の社員の事情を勘案して柔軟的に運用されているそうです。「男女を問わず、長く働いていただける環境は会社が用意しますので、弊社の技術力に興味のある方は、ぜひ応募していただきたいと思います」と力強く語りました。