有料老人ホーム運営のグループ企業という強みを活かし、医療分野で幅広いサービスを提供

平成15年に介護用品販売からスタートした株式会社ベストメディカルライフ。訪問診療を行うクリニックの医療コンサルタント、介護施設入居者への訪問マッサージ、派遣紹介を加え、4事業を柱に展開しています。西新宿の本社を訪ね、人事部主任のSさんにお話を伺いました。
「弊社は、全国に有料老人ホームを展開する株式会社ベストライフのグループ企業。そのバックボーンを活かし、医療分野を強みとしています」
さらに5つめの事業として3年前にスタートさせたのが薬局事業。ベストライフの介護施設の患者を対象にした在宅専門の調剤薬局で、処方箋をもとに調剤して施設に届けるだけでなく、主治医の往診時に薬剤師も同行するのが大きな特徴です。
「お客様となるベストライフの施設は全国で190施設ほど。その中で、まずは関東近県の約100施設を網羅するのが目標です。1号店の府中店に続き今年3月には町田に2号店をオープン。今後、埼玉県や神奈川県などに3号店、4号店と順次オープンの予定で、薬局事業は会社の大きな柱に成長すると考えています」

ベストメディカルライフで働く魅力について尋ねると「1つは新規事業への挑戦」という答えが返ってきました。カラーリング専門店の展開など、医療分野以外の挑戦も積極的に行っていると言います。
「グループ企業の安定した土台があるので挑戦しやすい。なにより新しいことへの挑戦を通して楽しく仕事をしたいという思いがあります。社内にプロジェクトチームを立ち上げて進めていますが、部署の垣根を超えた業務に関わることがやりがいにもつながっていると思います」
ワークライフバランスを重視し、残業がほとんどない点に魅力を感じる社員も多いと言います。
また男女の区別なくキャリア形成のチャンスが与えられており、本社の5部署のうち1つは女性がトップを務めているとか。「薬局で働く薬剤師もキャリアアップのチャンスは大きい」と語るSさん。
「店の規模が大きく、薬局長のほかに管理薬剤師のポストや、チーフやリーダー職が用意されている。今後も出店が続くことから、店舗運営や人を束ねる経験してみたい人にとってチャレンジしがいのある職場だと思います」

入社2年目、ベストこころ薬局 町田店で薬局長として活躍中のWさんにも話を聞きました。以前は総合病院の調剤薬局に勤めていたWさん。ベストメディカルライフに転職した理由はなんだったのでしょうか？
「転職を考えたのは、在宅や介護施設で暮らす高齢者の薬の管理ができる薬剤師になりたいと思ったのがきっかけです。このような規模が大きい施設専門の調剤薬局は珍しく、施設経営を行うグループ会社が母体で安定している点も魅力でした」
往診同行を行っている点にも興味を持ったと言います。
「出された処方箋どおり薬を作ってお渡しするだけでなく、往診に同行し、薬学的な知見から処方提案や処方設計の段階で携われます。たとえば飲み方や、錠剤なのか粉なのかという剤形の提案、また薬や副作用の情報提供を通し、医師や施設で薬を管理する看護師の役に立てる。チーム医療の一員という実感があります」
大事にしていることは「医師や看護師、施設のスタッフとよい関係を築くこと。そして常に処方箋に対して疑問を持つこと」と語るWさん。
「処方箋からどれだけ情報を読み解くかが大事だと思っています」

Wさんは入社後、1号店の府中店に勤務し、6カ月後にはチーフに就任。その1年後には薬局長として2号店の立ち上げを任されました。
「在宅医療を学びたいと人一倍、数をこなして頑張ったので、そこを認めてもらえたのかなと思います。こういう薬局を作りたいという思いや向上心があれば、年齢に関係なくチャレンジさせてくれる環境です」
広い調剤室には、全自動分包機2台などの調剤設備が揃い、画像監査システムも完備。整った設備環境のおかげで薬剤師の負担が減り、その分の時間を患者さんに向けたり、勉強に割くことができると話すWさん。モチベーションUPにもつながると言います。
2号店がオープンして5カ月。スタッフ7名、担当施設数も7つと走り出したばかりですが、今後は30施設ほどの規模に増える予定。「効率化に力を入れ、働きやすい環境を作ることにも注力したいですね」と目標を語ってくれました。
最後に求める人材について尋ねました。
「往診同行でも調剤業務でも、前向きに、やりがいを持って取り組める人と一緒に働けたらうれしいですね」