誰もが働きやすい環境の整備を目指し、日本中に広げる介護のネットワーク

株式会社ベストライフは、有料老人ホームなどの運営、居宅介護支援事業所の運営、およびグループ各社の運営管理・業務支援、そしてベストライフブランドのフランチャイズ展開を行う会社です。2001年（平成13年）に創業して以来20年以上成長を続け、全国に187カ所の施設を運営しています。有料老人ホームとは、60歳以上の人であれば入居することができ、必ずしも介護が必要ではない方もおり、提供するサービスは入居者の日常生活全般の支援となります。
職員の仕事は、食事、入浴、排泄の介助、衣類の着脱、体位交換、移動の介助などとなります。「介護施設での仕事には資格が必要なのでは？」という問いに、人事課の熊谷さんは、「基本的には介護に関係する資格や介護職未経験の方でも弊社で仕事に就いていただくことが可能で、ご希望であれば自社内での無料講座や資格取得の費用補助などをご利用いただけます」と答えてくれました。

またベストライフでは、働きたい人のための十分な支援を用意していることも特徴です。「おそらくこの業界で一番研修期間が長いのではないでしょうか」と熊谷さんが言うように、最低でも2カ月間のマンツーマン研修を受けることができます。ビジネスマナーや社会人の基本を学ぶことから始まり、介護に関する知識や技術を身につけていきます。もし不安があれば1カ月単位で延長でき、「分からないことは分かるまで教えます」というスタンスで、さまざまな研修が行われていきます。
そしてもう一つ特徴的なこととして、他社からの幹部引き抜きは一切行っていないそうです。一般的には施設長などの外部登用が多い業界なのですが、「全員が内部昇格で、意欲があればどんどん上を目指していけます」と言います。また会社命令の転勤はありませんが、全国各地に施設があることから、転居が必要となった場合でも働く場所を本人の希望で選ぶことができます。

このように働く人たちのワークライフバランスを大切に考えるベストライフでは、女性の管理職が40％と高い割合になっています。結婚や出産といったライフステージの変化に合わせて、「キャリアをあきらめたくない」「子育てをしっかりしたい」「転勤はしたくない」といった職員の要望に合わせて制度を整え、社内での理解も進んでいると言います。またこれは女性に限ったことではなく、「私もそうですが、男性の育休取得実績もあり、もともと休みの取りやすさという点では恵まれた環境だと考えます」と熊谷さんは言います。
外国人採用については、「海外事業を展開していることや海外技能実習生の受け入れや育成を行っていたことから、社内の理解はあります」ということです。外国出身の方でも、日本国籍、永住権、定住資格、配偶者ビザなどを持っていて、漢字の読み書きやコミュニケーションに問題がなければ、採用の可能性はあるそうです。

ベストライフには「何でも相談してください」という創業者の意思が根づいているそうです。仕事のことでもプライベートのことでも、上司や先輩に相談をする文化があり、それがボトムアップ方式で制度の充実へとつながり、どのような立場の方でも働きやすい環境の職場へと反映されているそうです。
熊谷さんは、「介護の現場に正解はありませんし、日々悩むことも大変なことも多い業界です。でもそういった場で、入居者様から『ありがとう』という言葉をいただけた時は本当に嬉しく感じます。たとえ失敗したとしても、この人のために何かをしてあげたいという気持ちは伝わるものです」と語ります。
そして、「その気持さえあれば、まったくの未経験でも経験を積むことができ、資格を取るための勉強もできて、仕事もプライベートも充実させることができる職場です。興味のある方はぜひ一度ベストライフを覗きに来てください」と締めくくりました。