まず、働く自分たちが笑顔になるために。正社員率100％を目指す介護サービス企業

1999年に創業し、新宿区内で介護に関するさまざまな事業を展開している株式会社K-WORKER。訪問介護、通所介護、障害者支援、福祉用具貸与・居宅介護支援、訪問看護／リハビリといった介護・福祉に関する事業を網羅しています。訪問介護部に所属し、人事も担当する野津禎二さんによると、新宿区内で一番正社員数の多い介護事業所とのこと。
「介護・福祉の現場では、ケアマネージャーや訪問看護師、ヘルパーといった専門職の連携が欠かせません。それぞれが別事業所の場合よりも利用者様の情報を常に共有し、最適のサービスを提供することができます」
また、最初は要支援だった利用者の方が、年齢を重ねるうちに要介護に、といった場合でも、その都度サービス内容を変更できるとのことです。
「もちろん、社員数が多いことで有給休暇が取りやすいなど、働く側のメリットも多いですね」

K-WORKERが大切にしているのが「ひとりでも多くの笑顔のために」という経営理念。
「この『ひとりでも』には利用者様はもちろん、当社で働くスタッフ一人ひとりも含まれています」と野津さん。自分たちの笑顔でいることで、利用者様にも笑顔になっていただくとのことです。
求める人材としては経験も大切ですが、何よりコミュニケーション力など「その人自身の資質」を見るとのこと。また未経験者でも経験者と同等の給与からスタートするそうです。
「介護職員の場合は、外部で初任者研修を受ける必要がありますが、その費用は当社が負担しますし、受講期間も勤務時間に含まれます」
講習の合間に先輩職員の訪問介護に同行するので、学んだ知識がより理解できるそうです。
「こうして先輩職員や利用者様、そして本人も『もう一人で大丈夫』と思えるようになった時点、つまり『三方良し』で、一人で訪問してもらうことになります」と、野津さんは同社の育成制度の良さを語ってくれました。

現場で働く人にも話を聞きました。通所介護事業所「デイホーム笑み」の職員、入社10年目の金子尚孝さんは、当初は訪問介護スタッフとして勤務した後、2年前から現在の通所介護のスタッフに。事業所内での業務の他、利用者の方の送迎なども担当しているそうです。
お年寄りのお世話が楽しくて仕方がないという金子さん。
「日常業務以外にも、クリスマスやお正月、桜の季節の花見など、年間を通じてさまざまなイベントを企画しています。それを喜んでいただくことも仕事のやりがいにつながっています」
そして、こうした事業所全体で取り組む行事などを成功に導いているのが、スタッフ同士のコミュニケーションの良さです。
「連携を密にするため、当社では5名以上で行うレクリエーションに対して、1人当たり2,000円の補助が出ます。ラーメンや日本酒など『同好の士』が集まることで、よりコミュニケーションも豊かになっていると思います」

そしてK-WORKERの一番のポイントが、正社員率の高さ。パートの割合が多いといわれる介護・福祉業界ですが、同社の訪問介護部門の場合、34名のスタッフのうちパート勤務は1名のみ。その1名も、本人の希望でパートを選んでいるとのこと。会社としては「正社員率100％」を目指しているそうで、ここにもK-WORKERの「まず、職員を笑顔に」という理念が息づいています。女性の比率が多い業界ですが、安定した生活を送れることから男性スタッフの数も多いのだとか。
また今後は訪問介護を中心に、外国人スタッフも採用していきたいそうです。
介護の仕事が未経験で入社したスタッフが70％というK-WORKER。経験豊かな先輩スタッフが、あなたのチャレンジをしっかりサポートしてくれます。