労務分野のパートナーとして、立ち上げ間もない企業の課題に取り組み成長をサポート

スタートアップ社会保険労務士法人は、税理士法人を母体とするグループ会社として2020年に設立し、労務分野のサービスを提供しています。まずは代表の岩元寿郎さんに業務についてお話を伺いました。
「立ち上げ間もない会社の創業支援を柱とし、雇用保険や労災保険など社会保険の行政手続きや、給与計算、各種助成金の申請に関する代行業務を行っています。なかでも、創業期につまずきやすい資金繰りの課題解決のため、助成金申請のサービスに力を入れているのが特徴です。ほかに人事・労務課題等の相談業務も対応しています」
岩元さんは「クライアントの成長ステージが加速するよう適切にサポートしていくのが僕らの役割」と語り、次のような例を教えてくれました。
「初めて採用した社員への思い入れや、『社員にはこうしてあげたい』と熱く語る社長さんは多い。その思いを受け止めつつ、同時に、会社をどう成長させたいのかを確認します。そして『だったらこういうやり方がいいですよ』とアドバイスをしていく。社長の思いと会社の成長、そのバランスの取り方が腕の見せどころです」

スタートアップ社会保険労務士法人の魅力について、岩元さんは「士業らしくないところ」と語ります。クライアントにとっても、スタッフにとっても話しやすい、相談しやすい雰囲気が特徴だとか。そんな同法人では、さまざまなバックボーンを持った人たちが働いています。実は岩元さんも未経験で、企画営業職からの転職だったそうです。
「顧客のビジネスモデルを理解したうえで話ができるので、いろいろな業界を知る人たちが働いているのは強みだと思います」
現在は関東エリアをターゲットとしていますが、今後は拠点を増やし全国展開をめざしているとのこと。
「支援のサービスを全国に届けたい。その思いに共感し、一緒に活動してくれる人が来てくれたら」と語る岩元さん。求める人材について次のように話してくれました。
「労務の経験値があるかどうかより、チャレンジ思考がある人。お客様の課題を解決し、貢献することが楽しいと感じる人を求めています」

次に、労務アシスタントとして活躍中のY.E.さんにも話を伺いました。前職でも社労士事務所で働いていたそうですが、転職の決め手はなんだったのでしょうか？
「若いスタッフが多いことが魅力でした。ITリテラシーの高い環境で働きたいと思っていたことも、当法人を選んだ決め手の一つです」
現在は労務アシスタントとして、社会保険の手続き全般と給与計算を担当。「計画通り進められたときの達成感があり、仕事を通して専門的な法律の知識が蓄積されていくのも楽しい」と語ります。メールやチャットでお客様とやりとりすることもあるそうで、立ち上げからお付き合いできることに大きな魅力を感じていると話します。
「創業して間もない経営者の方は事業だけに集中したいでしょうし、労務のことまでは余裕がない方もいると思います。そこをわたしたちに任せていただくことで事業をスムーズに進めてもらえる。やりがいがある仕事だと思っています」

「オフィスはきれいだし、設備も整っています。デュアルモニターのパソコンが使えるのも働きやすい」と語るY.E.さん。さらに職場の雰囲気については次のように話してくれました。
「業務の効率化について、『もっといいルールにしていけるよね』とみんなが常に考えている。だから月1回のミーティングでは、『あれはこうしたら、これはこうしたら』と活発に議論を交わします。しかも議論したことが、即、取り入れられる。そういう風通しの良さとスピーディさがいいところですね」
現在、キャリアの幅を広げるため、社会保険労務士試験の勉強も行なっているとか。アシスタントの取りまとめや新人教育も任されるようになり、さらに自身の成長につながると感じているそうです。
今後の目標を尋ねると、「同じ給与計算でも、さまざまなパターンがあります。どんどん挑戦させてもらえる職場なので、いろいろ経験しながら、どんなパターンにも対応できるようになりたい」力強く答えてくれました。