デジタルアーカイブの確かな知識と最先端のIT技術で世の中の役に立つシステム提供をめざす
株式会社誠勝
高いクオリティで数々の貴重資料を電子化・保存。
文化の保存と発展に貢献している会社
株式会社誠勝は、『デジタルアーカイブで文化の保存と発展に貢献し、世界を良くする』というビジョンのもと、紙資料をスキャンして電子化・保存している会社です。東京のほか奈良県にも拠点を置き、博物館や大学、寺社などが収蔵する文書や書籍、美術作品等の貴重資料から、企業が使う帳票等の常用資料まで、幅広い媒体を電子化しています。
「常用資料も手がけつつ、軸足は、あくまでも貴重資料。だからこそ、クオリティには非常にこだわっています」と話すのは、代表取締役・山本大視さん。東京本社のオペレーター部門は、半数以上が美大出身者。また、スキャナーの数は日本最多だとか。
「僕らが電子化できない紙資料は、おそらく他社でも無理。そう自負しています」
そのクオリティの高さが評価され、創業から10年でビジネスも大きく成長してきました。
8月からは中国出身スタッフが入社し、ほかにも外国籍の方からの応募があるとのこと。また、もともと女性の割合が高いという同社。とくに奈良支店では95%が女性で、主婦業と両立させながら活躍している方も多いそうです。
あらゆる企業や団体の文化の継承を後押ししたい。
そのための環境づくりに挑戦していく
「電子化サービス自体はアナログですが、本質的には僕らはIT企業」と語る山本社長。社員の半数は、WEBマーケティングに関わるスタッフだとか。そんな同社が掲げるミッションは『「文化を継承するアメーバ」を創る。』です。
「貴重資料を残す意味は、各コミュニティが紡いできた文化の継承にあります。ただし中小企業が社史を作りたくても余力がありません。でもAIを使い、簡単に保存と利活用ができるシステムを提供すれば、多くの文化が受け継がれていくはず。けれども僕たちができる範囲は限られています。だったら、もっとハードルを下げ、企業や団体が自律的に文化を継承していける環境を日本中、世界中に構築しよう。それが僕らのミッションです」
システムの具現化は、まさにこれから。これから一緒に働くエンジニアには、開発の初期段階から参加し、アイデアをどんどん出してほしいと期待を寄せます。
「ベンチャーでこういうことを本気で考えている企業はあまりないでしょう。でもベンチャーだから得られる挑戦権もあるし、機動力も活かせる。デジタルアーカイブで世の中を良くしていこうと本気で考えてくれる人には挑戦しがいのある仕事だと思います」