SNSに特化した動画マーケティングのリーディングカンパニー。現在230チャンネル超を運用中！

近年、急激に市場規模を伸ばしている動画マーケティング。YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツを利用して商品やサービスの認知度や関心を高める手法で、多くの企業が注目しています。今回ご紹介する株式会社Suneightは、そうしたSNSを使った動画マーケティングのリーディングカンパニーです。
「2013年の設立当時は、YouTubeという言葉も浸透していない状態でした」と語るのは、代表取締役の竹内亢一さん。10年前は映像をマーケティングとして使うという観点がそもそもなかったと言います。そんな状況のなか、いち早くコンテンツマーケティングという新しい概念を訴求。コンテンツの企画立案から制作、運用、分析までトータルに支援し、企業の売上UPに貢献してきました。
現在230チャンネル以上を運用し、年間1万8000本、チャンネル登録者数365万人。この数字はけっして競合他社に負けないと竹内社長は胸を張ります。
「この実績とノウハウがあってこそ、いろいろなアプローチができる。そこが会社としての強みです。今後YouTubeアカウントを持つ企業はさらに増え、動画コンテンツは必須になってくるでしょう。一方で動画マーケティングのノウハウを持つ会社はまだわずか。たくさんの伸びしろがあります」

「動画マーケティングは歴史が短く、もともと経験者は少ないんです」と、竹内社長。そのためSuneightでは「動画マーケター育成塾」を運営。さらに社内のノウハウを詰め込んだ動画教育コンテンツも用意しています。
「豊富な教育スキームを自社で構築しているので、未経験で入社した人も市場調査や撮影、編集に関する知識やスキルをしっかり身につけられるのが強みです」
半年ほど業務全般について学んだのちは、適性に合わせて「マーケター」と「ディレクター」に配属され、それぞれチームで業務に当たります。マーケターは1人3～5チャンネルを担当し、市場調査や動画コンテンツの企画立案、クライアントとの折衝などを行います。
「どうやって『顧客を話題の真ん中に持っていくか』を考えるのがマーケターの仕事。チャンネルの再生回数を伸ばすため、内部対策のさまざまな戦略やコラボ企画の提案など、できることは全部やっていきます」
それを実際に形にするのがディレクターで、撮影と編集、編集管理を担当します。社内にはスタジオが3室あり、取材当日も動画撮影が行われていました。

求めている人材について、竹内社長は「SNSが好きでミーハーな人」と言います。
「好奇心が大事。とくにマーケターはミーハーじゃないと情報収集ができません。たとえば話題の映画を観に行ったら、周りの人がどんな会話をしているか、1人で来ている人はどんなゲームをしているか、キョロキョロ見回して情報をキャッチする。そこから属性の仮説を立て、クライアントへの提案に活かしていく。それができる人は弊社に向いていると思います。一方、ディレクターはどちらかというと職人。とことん極められる人が向いていますね」
女性社員も年々増え、男女比はもうすぐ半々になるところだとか。また、チームリーダーも含めた管理職の3～4割を女性が占めているとのこと。
社員の平均年齢は20代で、まだ未婚率が高いとのことですが、産休・育休制度はしっかり整っています。現在、育休中の男性もいるということでした。

仕事のやりがいについて、竹内社長は次のように話してくれました。
「趣味＝仕事になっている社員が多いと感じます。私自身、好きなものを仕事にできたので、やっていて楽しかった。きっと社員もそう感じているのではないでしょうか。また、有名チャンネルをいくつも制作している会社で働くことがステータスと感じてくれる社員もいるようです」
さらに「最大の福利厚生は、切磋琢磨できる仲間がいることだと思う」と語る竹内社長。
「社内には共通の興味を持ち、同じ方向を向く人が集まっている。その中で自分を磨いていけるのは、やりがいがあると思います」
国内の動画市場が今後も右肩上がりで成長していくと予想されるなかでも、Suneightはすでにその先を見据え、グローバル展開を考えていると言います。
「まずはタイでビジネスモデルを作り、そこから各国へ広げていく。まだまだ成長の余地があると考えています」
「数カ月後にはタイに移住する予定」という竹内社長。新たな市場を切り拓いていく姿勢が、会社のエネルギーにもなっているように感じました。